テーマ:俳優になる方法

おすすめの演劇書ベスト9

これだけは読んでほしいとおもう演劇書をあげてみました。 鈴木忠志 内角の和 而立書房 唐十郎 特権的肉体論 白水社 太田省吾 動詞の陰影 白水社 山崎哲 俳優になる方法 青弓社 竹内敏晴 ことばが劈かれるとき晶文社 観世寿夫 仮面の演技 観世寿夫著作集2 平凡社 ピータ…

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おわりに

俳優を志すひとたちにもう一度言っておきたい。 演技は勘でできるほど生易しいものではない。 演劇は稽古をすればいいというものでもない。 演劇をやるうえで一番大事なことは「考える」ことなのである。 私たちは所詮考えたことをやるしかないのだから。 むつかしいことを考えろというのではない。 ふだん私たちはどうやって生きている…

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第9章 演劇、戯曲について

はじめにことばありき はじめに混沌とした世界が未分化な世界がある。 その未分化な世界は「ことば」によって仕切られていく。 分化されていく。 世界が秩序あるものとして立ちあらわれてくる。 聖書はなぜ「創世記」からはじめられたのか。 混沌とした世界を秩序ある世界として立ち上げる必要があったからだ。 それも「ことば」によ…

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第8章 レッスンのはじまり(3)

初心者はなぜすごいのか 演出家に教えられた通りに喋ろうとするのは、 せいぜい芝居などやったことのないひとが、 はじめて芝居をやろうとする時くらいである。 だが笠さんはいつもそうだった。 いつも「初心者」だったのである。 小津さんに教えられた通りに喋っていたということは、 笠さんの「自己」が失われた状態だったことを、…

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第7章 レッスンのはじまり(2)

目を信用するな 目は人間の五官のなかでいちばん信用できないものである。 手品をみるとよい、目はもっとも騙されやすいのである。 だから手品が成り立つのだ。同じ映画を繰り返してみてもわかる。 見ていたばずなのだが、二度、三度と回を重ねてみるたびに おなじ映像でも見逃しているものがいかに多いか気づかされるはずである。 だから目…

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第6章 レッスンのはじまり(1)

発声練習などするな まず声を出すことからはじめてみよう。 その際いくつか心がけるべきことがある。 ひとつは、「あ、い、う、え、お、あ、お」という よくやる発声練習などしないほうがいいということ。 そういう練習をすると、セリフを喋るとき しきりに唇や顎を動かしてセリフを喋ろうとする癖がついてしまうからだ。 普段しゃべると…

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第5章 対話について(3)

言われている気がしない? 普段、誰かと喋っていて 「自分に言われている気がしない」 ということはけっして起こらない。 が、舞台ではしばしばそういうことが起こる。 相手は自分にむかって喋っているはずなのに でも、なぜか自分に言われている気がしないのである。 そうしたことが起こるのはその俳優が相手に「話し」「かけて」いない…

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第4章 対話について(2)

対話の構造について 対話は「聞く」「話す」という行為によって成り立っている。 聞くといっても、私たちはただ漫然と聞いているわけではない。 相手がなにを言っているのか「聞き」「分けて」いるのである。 「聞き」「分ける」、それが「聞く」という状態なのだ。 話すときもただ漫然と話しているのではない。 相手に「話し」「かけて」い…

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第3章 対話について(1)

演劇の基本は対話だ 台本にはセリフが書かれている。 セリフの積み重ねによって物語(世界)が形成される。 それが戯曲であり、戯曲の方法なのだといえる。 戯曲のセリフは、書きことばで書かれたものである。 その書きことばを、喋りことばに変換する。 それが俳優の大きな仕事となる。 書きことばと喋りことばは、おなじことばであ…

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第2章 声について

心身と声の関係について どこかからだの調子がすぐれない。 友達とけんかをして気持ちが落ち込んだ。 そんなとき、なんとなく声が沈んでしまう。 反対に、友達とお酒を飲んで楽しくなる、気持ちが高揚する。 と、声は普段より大きく、トーンも上がってしまう。 そのように人間の心身の状態は、そのひとの声にもっとも鋭くあらわれる。 ひ…

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第1章 セリフとは何か

はじめに 演劇の現場にいると 「人間とは何か」「人間はどうやって生まれ、生きてきたのか」 「世界とは何か」「世界はどうやって立ち上げられ その世界を人間はどう生きてきたのか」 といったことを否応なく考えさせられる あるいは、その生成過程に立ち会うことができる それが演劇のどうしようもない魅力である 演劇はフィールドワ…

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続・俳優になる方法___目次

(山崎哲&新転位・21の「連載エッセイ」からの引越し記事です) 拙書「俳優になる方法」の下書きとして書いたものです。 俳優を志す皆さんのために、演技や演劇について、できるだけわかりやすく、 具体的に語ってみたいとおもいます。 楽しみながら、考えながら読んでいただけると幸いです。 目次 はじめに 第1章 セリ…

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