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zoom RSS 「ザ・ストリッパー 堕ちて藍」について

<<   作成日時 : 2017/08/04 10:32   >>

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ひょんな事から拾参号倉庫にコメントを頂いた。私が書いたシナリオで唯一映画化された「ザ・ストリッパー 堕ちて藍」について書かれたブログがあるというのだ。この映画についての資料を全く持っていなかったのですぐに拝見し、以下コピーさせて頂く事にした。間違った情報もあるがそれは後にして、書いて頂いた方にお礼を言いたい。

2011年03月31日 マリ千鶴「ザ・ストリッパー 堕ちて藍」(1980) テーマ:日本映画(1980年代) あたしはストリッパー ……それだけよ…… あたしに信じられるのは…… (チラシより)

ザ・ストリッパー 堕ちて藍 (1981) 企画/原案:伊藤裕作 製作:ジョージ川上、伊藤裕作 監督:後藤和夫、山崎哲 脚本:山崎哲 編集:山崎哲 撮影:篠田昇 協力:船橋ニューモダンアート 立花旅館:喫茶「マイレディ」、児玉書店 製作協力:武市プロダクション 製作:スカイ企画 出演:秋本るび、藤井びん、マリ千鶴、前田真理子、犬塚信乃、丘さと志、千葉哲也、ジョージ川上、伊藤裕作、中田充樹、竹内一郎、鳩緑、K・亜沙子、小野未砂子、太田久美子 「なつかしいなジョージ川上。俺の8mm「聖テロリズム」に出演してるし、あの頃新宿の"モダンアート"つーストリップ劇場で俺の映画とJAGATARAとストリップでオールナイトイベントやったなぁ」(by山本政志 on Twitter 2011.2/27) ジョージ川上は、このようにフツーではないストリップ小屋に関わる(面白いこと、メチャクチャなこと、ナンでもやる)怪しげな興行師であったのだが、1980年台初頭に「映画を撮ろう!」と、これまた怪しげな仲間たちと共に一本の映画を作り上げた。それがこの「ザ・ストリッパー 堕ちて藍」。企画・原案は伊藤裕作(のちに作家、風俗ライターとして名を馳せる)、監督は山崎哲(同時期に劇団 新転位・21を立ち上げ、現在に到る)と後藤和夫、お金を出して出演したのがジョージ川上、撮影は篠田昇(のちに岩井俊二とのタッグで知られた名映画カラメラン〜2004没。遺作はセカチュー)、出演はジョージ川上回りの怪しげな男たち、そして現役のストリッパーたちである。 本作上映前に行われたトークショウでゲストの伊藤裕作氏は「映画屋ではない人たちが作り上げた初の映画(=ピンク映画)」とおっしゃっていた。 しかしこの映画、僕はその存在をまったく、これっぽっちも知らなかった。 出どころであれ、何であれ、惹き付けられる要素はたっぷりあるというのに。何故であろう? 伊藤さん曰く、本来はこの映画、演出は山崎監督にしてもらい、撮影、最後の仕上げを後藤監督にしてもらいたかったそうなのだが、バッドタイミングで山崎監督が病気になってしまい、現場に出られなくなったために演出が後藤監督、仕上げが山崎監督という、最初の構想とは真逆の役割分担になってしまった。しかもその際、後藤監督は海外ロケの仕事の都合で仕上げにはノータッチとなってしまったのである。そして当時、この映画は観た人の評判があまりよろしくなかったらしく、山崎監督が「なるべく川上さん、これ(を世に)出さないで」と(コソッと)お願いをしたり、後藤監督は後藤監督で、本来は自分がこの映画を仕上げるハズだったのに、それが叶わなかったということで悔いが残っていたりと、なんとなくこの映画は生まれながらにして親にも見捨てられてしまったような、陽の当らない可哀想な映画だったのである。ちなみに本作は、通常の映画館では上映されず、いくつかのストリップ劇場で(ストリップショーがはじまる前に)上映されるという上映形態だった(※)のであるが、それだけで製作費分は十分に回収できていたらしく、川上さんは「それでもう、いいか」みたいな気持ちでいたらしい。 ※映画の中に出てくる女の子がステージに登場するのでお客さんは大喜び しかし、後になって「やっぱりこの映画に陽の目を見せてやりたい」、と奔走してみたようなのだが、なかなかうまくいかったそうだ。後の祭というワケである。

フラッシュのバカー!(泣) この度、wktkの皆さんや西尾孔志監督がこの映画の存在を教えてくれ、そして上映を実現してくださったことに本当に本当に感謝したい。この映画、ものすごく面白かったのである。 あらすじは超簡単。ストリップ小屋の踊り子が、フとしたキッカケで小屋を飛び出し、帰ってくるまでの物語である(簡単に書きすぎだろw)。 しかし、さすが当時のアングラ文化の中心的存在であったストリップ小屋に集まる人々がかかわっているだけに、映画のほうも、シンプルながらもアングラムード炸裂である。(ちなみに難解とか、アートアートしすぎてるとか、そういうことは一切ない) 若き日の篠田昇、最高である。1カット1カットの構図や移動撮影や手持ち撮影の…なんというかクオリティの高さ(ボキャ貧)。そして出演した踊り子さんたちの魅力!

ヤフオクでパクってきた画像(すいません) なかでも(頭の弱い不思議ちゃん)千鶴を演じたマリ千鶴がめちゃくちゃ良かった。なんだこの存在感は!!中川梨絵や緑魔子大好き人間にはたまらない魅力があるっ。当時ストリップ小屋に出入りしていたストリップ愛好家、サブカルチャーどっぷり人間達には絶大な人気を誇ったといわれる彼女ではあるが、世間一般的には謎の踊り子さんである。ネットで検索してみると「マリ千鶴しってるひといない?ボアダムズってバンドのあいちゃんにもらったEPだったんだけどなくしちゃった。今までで一番感動したのに。。。」とか、掟ポルシェさんがDJでマリ千鶴のEP回したとか…レコードも出していたようである。ほ、欲しいっ。 ちなみに、この映画を観たあと京都の町をブラついていたら、思いがけずジョージさんご一行に出くわしたので「マリ千鶴可が愛かったです!今の若い子にもウケると思います!」とお伝えしたところ、ジョージさんと伊藤さんが顔を見合わせて「うん、うん、そうだろ〜」みたいな、ちょっとヘンな感じのリアクションだったのだが、今さらにネットで検索したら「ジョージ川上の奥さんは、確かマリ千鶴だった」という書き込みに遭遇。めちゃくちゃ近親者だったのね(笑)。

ちょっと脱線してしまったが映画のほうに話を戻す。 この映画には、映画の中でたまに見られる"奇跡"がいくつか(?)映し出されている。その"奇跡"とは例えば大和屋竺「裏切りの季節」のラストで動き出す傘、、、とか、そういうものなのであるが、本作ではワンちゃんがそれ。若者(とおっさん)たちが楽しげに浜辺にワーっと走り出す。ワンちゃんも一緒に全力疾走!そして次第に不穏なムードとなり、浜辺で女の子が乱暴されそうになる。逃げる女の子!追うバカ男たち!そしてワンちゃんも超全力疾走で女の子を追う(笑)!…このショット、凄かったですねぇ。レ○プシーンにまさかのワンちゃん全力疾走(手持ちカメラ)…。篠田昇サイコー! クライマックスでは僕の愛するシーナ&ザ・ロケッツの「ユー・メイ・ドリーム」が思いっきり流れたりして、この映画、本当に忘れられない一発となった。

記念ショット

秋本るびとジョージさんと問題のワンちゃん。お前、かっこよかったゾ 正直、今回のこの特集上映には早乙女宏美さん、「聖テロリズム」狙いで参加したのだが、こんなウェポンが(その日の)最後に控えていたとは…。 感動をありがとーーーーう!!!!


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